真夢人ブログ

ちょっとしたこと、気になったことなどを書いていきたい

老化とモーニングワーク(喪の仕事)

大切な人を失った時、様々な感情を体験する。例えば、悲しみ、虚脱感、後悔、恨み、怒り、罪悪感などなど。
喪の仕事とは、そういう感情を体験して、そういう事実を受け入れ乗り越えていく作業をいう。
老化とは、知り合いとだけではなく、今まで出来ていた作業、能力の喪失体験と出合う旅路でもある。老化とは喪失体験の連続である。
だから、高齢者は苛立つことが多い。となれば、周りにいる人々は、高齢者が何を喪失したのかに気づいて、喪の作業に付き添うのが、理想的なのだが、それは本当に大変な作業でもある。
喪の作業に付き添うとは、高齢者が発する感情を受け止める、心に強さが不可欠である。受け止め切れないと、そんなことにクヨクヨしないで、元気を出してと、流してしまいがちである。それでは、その高齢者は前に進めない。