真夢人ブログ

ちょっとしたこと、気になったことなどを書いていきたい

NHKの「100分de名著」で、「資本論」の三回目

NHKの「100分de名著」で、「資本論」を取り上げている。この番組は、4回完結方式である。
その一回目を見ての感想を、私の別のブログで述べた。
「資本論と資本主義と共有主義(シェアリングエコノミー)と」
そして二回目を、そのブログで、「NHKの番組、100分de名著、「資本論」の二回目を見ての感想」という題で述べた。
今日は、その三回目を見ての感想を述べたい。
三回目のテーマは、構想と実行である。商品を作るまでの計画段階が構想であり、製造段階が実行である。
脳的に言えば、構想は、大脳新皮質での作業(段階)であり、実行は、脳幹を含めてそれら以下の身体部分である。
以前よく使われた、ホワイトカラーとブルーカラーとに分けられるだろう。
話を戻して、資本主義時代以前は、大雑把に言えば、職人の時代であった。つまり、構想も実行も、職人は手掛けていた。
資本主義時代は、産業革命以降、科学技術の革新によって、どんどんと仕事の分業化、細分化が進んで、労働者は、仕事全体の極々一部分を担う、仕事という組織の歯車として働く存在になった。
仕事をしているのではなく、仕事をシステム自体の自律性によって、システムから仕事をさせられている状況に陥っている。
特に、実行段階を担う労働者は、誰でも出来る仕事が主になっているので、どんどんと低賃金化が、進んでいる。
私のこの問題への解決策としては、子供時代からのしっかりと未来を見据えた、家庭を中心とする、教育投資であると考えている。

教育は変えられる (講談社現代新書)

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