社会党の凋落と野党の役割
「社会党が凋落した原因」からの(「」内)改変引用。
1)「国民の8割以上が自衛隊と安保を認めていて、自衛隊の縮小を求める人が数パーセントしかいない」
つまり、今の国民は、思想の上に立っているのではなく、現実の上に立っている。
2)「社会党は、日米安保のもとで軍備拡張をすすめてきた自民党への対抗軸として、やはり存在感」
つまり、野党の存在は、政権への声高の野次としての役割が期待されている。つまり、政権への緊張感を持たせる役割。
3)「理念だけが空回りし、政策というレベルでものを考えてこなかった」
つまり、思想を現実社会での実現可能性を期待させる政策が必要不可欠。思想、理念を政策に落とし込む政策の提示。
参考)「自民党のライバルだった社会党があっという間に消滅した根本原因」
- 作者:正康, 保阪
- 発売日: 2020/10/22
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日本社会党・総評の軌跡と内実 (20人のオーラル・ヒストリー)
- 作者:五十嵐 仁,木下 真志,法政大学大原社会問題研究所
- 発売日: 2019/04/08
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- 作者:曽我 祐次
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